単身者専用の賃貸物件に、仲のいい友達や恋人が頻繁にお泊まりをしている、というケースを耳にすることはありませんか。
果たして、単身者専用の賃貸物件で同棲はできるのでしょうか。
今回は単身者専用の賃貸物件での同棲は認められているのか、またトラブルにならないための対策方法をご紹介したいと思います。
単身者専用の賃貸物件で同棲はできない！その理由とは
1人暮らしをしていると、友達や恋人が訪ねてきて、そのまま数日泊まるというケースもあるかと思います。
では、どこからが同棲とみなされるのでしょうか。
実は、同棲や半同棲と判断するはっきりとした定義はありませんが、単身者専用の賃貸物件では、認められていないところがほとんどです。
そのため、頻繁に泊まりにきたり、長期に渡って泊まっていたりする場合、契約違反と判断される可能性があります。
トイレや浴室などの設備や部屋の状態も、複数人で使うとなれば使用頻度が高くなるでしょう。
結果、設備の交換や修理時期が早く来てしまうなど、貸主にとってのデメリットとなります。
また、一度同棲を認めてしまうと、ほかの入居者との公平が保てなくなるからです。
そのほか、次項で解説するトラブル回避のためにも、同棲は認められていません。
単身者専用の賃貸物件での同棲がもたらすトラブルと対策方法
発生するトラブル
単身者専用の賃貸物件の入居者は、単身者のみが暮らしているという前提で入居しています。
なかには、静かな環境で暮らしたいという理由で入居している人もいるかもしれません。
しかし、複数人で暮らすとなれば、話し声、足音やドアの開閉などの生活音が頻繁に聞こえるため、騒音トラブルにつながる可能性があります。
トラブルの対策方法
対策方法としては、そもそも同棲はしないということです。
徐々に泊まる回数を増やしたり、極力静かに過ごしていたりしたとしても、入居者の目は意外に厳しいものです。
同棲に気づいた入居者から、貸主や不動産会社へ連絡が入るケースもあります。
同棲が明るみに出て契約違反と判断されると、契約解除や強制退去となる可能性もあるため、単身者専用の賃貸物件での同棲はしないことをおすすめします。
それでも物件が気に入っているので、ここで同棲をしたいという場合は、貸主か不動産会社に相談してみましょう。
十分な間取りがある場合など、状況に応じて柔軟に対応してくれることもあります。
また、契約書に同棲を禁止するという契約がないこともあるので、改めて契約書に目を通すことも必要です。
まとめ
単身者専用の賃貸物件での同棲は、ほかの入居者や貸主に迷惑をかけるなどトラブルにつながる可能性があります。
もし、同じ物件で同棲をしたい場合は、貸主や不動産会社への相談や、2人で暮らせる部屋への引越しも視野に入れてみてはいかがでしょうか。
単身者専用にお住まいの方やこれから入居したいとお考えの方は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。
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